法人カードの特徴
法人カードについて、具体的な特徴をご存知でしょうか。
なんとなくこうだ、というのは理解できていても、うまく言葉に表せないこともあると思います。
ここでは、法人カードの特徴を、具体的に紹介していきたいと思います。
社員が使った支払いをカードにできる
法人カードの一番大きな特徴は、支払い口座を会社名義にできることです。
社員が10人いても、支払い口座から一括で引き落とされますので、資金管理がラクになります。
利用明細を利用者ごとに閲覧できるので、誰が何に使ったかが一目瞭然。
後から、何に使ったのかがわからなくなるということがグッと少なくなります。
さらに、ネットで利用明細を確認するようにすれば、ペーパーレスにもなります。
限度額が大きい
個人カードも、最近は大きめの限度額のカードもありますが、実際は総量規制があったり、審査があったりして数百万単位の利用ができることは珍しいです。
法人カードの場合、数百万円の限度額になることも珍しくなく、信用状態や会社状態によっては(返済履歴・クレジットヒストリー)、それ以上の限度額になることもあります。
一回払いが原則(最近は柔軟になりつつあります)
基本的に、支払いは一回払いが原則です。
しかし、最近の法人カードは柔軟になってきているようで、分割払いにも対応できるようになってきています。
個人と法人の仕分けが簡単
個人事業主の場合、個人的な買い物と仕事の買い物や接待費まで、個人のクレジットカードで経費を精算してしまうことも多いと思います。
しかし、本来は通常使わない方法であり、クレジットカード会社によっては規約で禁止されている場合もあります。
また、公私で同じカードを使っていると、あとで明細を見たときに、その支払が私的なものか仕事のものか仕分けできなくなってしまうこともあります。
個人カードと法人カードを使い分ければ、公私の支払いをあらかじめ分別できますので、経費の状況が一目瞭然です。
また、経費をクレジットカード払いにすることで、引き落とし日が固定されますので、キャッシュフローの計算がしやすくなります。
その他
これは、個人のカードにも重なりますが、
・ポイントがたまる
・空港ラウンジなど、特典がついているカードが多い
・公共料金や通信費・交通費といった固定費を支払える
などの利点があります。
まとめ
いかがでしょうか。
法人カードには、個人カードとはひと味違う特徴があります。これらをうまく利用することで、経費削減し、特典を使い、経理もラクになります。
経営者にとって、良いこと満載の法人カード。現金中心の時よりも、ワンランクアップの会社経営、出張等ができるようになりますね。