法人カードの審査について

法人カードの審査は厳しいって本当?

法人カードの審査は厳しいといわれていますが、本当でしょうか。

個人も法人も、信用に関わる話ですので、クレジットカード会社も慎重に審査は進めるようですが、確かに、個人に比べると法人のほうが審査は厳しいと言われてはいます。

しかし、法人カードでも、審査に通りやすいカードは確実にあるのです。

私は25歳、経営して間もない経営者ですが、アメックスの法人カードを持っており、バリバリ使っております。
(もちろん、カードを申し込む際にはどのカードを申し込むか、しっかりと調査し吟味しました!)

法人カードを申し込みしようとするのは、基本的に社長や取締役が多いので、

「審査が厳しいのではないか」
「赤字でも審査に落とされるのではないか」
「会社設立して日が浅い」

といった考えで、法人カードを申し込まない方が多いようです。
また、会社組織ではなく、個人事業主で法人カードが欲しい人もいますが、同じ考えを持っており、申込みを遠慮してしまっている方もいます。

しかし、審査に通りやすい法人カードも、実際には存在するのです。
申し込めば通るかもしれないにもかかわらず、メリットが大きい法人カードを申し込まずにいるのは、非常にもったいないことです。

ここでは、審査に通りやすい条件についてケース分けして、ピックアップしていきたいと思います。

 

ケース1.社長の個人信用に傷がないこと

まず第一に、法人カードの発行条件として、
「社長の『個人信用』に傷がない」
ことがあげられます。

例えば、個人信用として、社長のクレジットカードの支払いの遅延が目立っていると、審査に通りにくくなります。

クレジットカードは後払いですから、お金の支払い能力があり、信用のある人でなければ発行されません。
そのため、カード会社は社長のクレジットカードの使用履歴(クレジットヒストリー)を確認します。

クレジットヒストリーを確認した結果、クレジットカードの支払いの遅延や滞りがなく、信用に問題ない場合は「個人信用がある」と評価されます。
逆に支払いの遅延があると「個人信用に傷がある」と判断されます。

また、遅延だけでなく、債務整理や自己破産をしているとブラックリストに登録されてしまいます。

社長の個人信用に傷があると、法人カードの発行が非常に難しくなります。
特にブラックであると、ほぼ不可能であると考えられます。

同じように、個人事業主であっても、個人信用に傷があると、法人カードを作るのが非常に難しくなります。

 

ケース2.会社の実績、信用があること

個人の信用に問題がない場合でも、会社の信用、実績がないと法人カードの作成が難しくなります。
一般的には、「設立してから3年以上経っている会社」が条件だといわれています。

クレジットカード会社が恐れるのは代金の未回収ですから、特に法人の場合は未回収になる可能性や、倒産するという確率が高いです。
また、金額が大きいため、未回収になるとそクレジット会社の損失も大きくなります。
よって、クレジット会社の審査も個人に比べると厳しくなります。

ただし、一般的には3年が経過している会社と言われていますが、まだ設立して間もなく、実績もない会社であっても法人カードを作ることは可能です。

中には審査が緩めのクレジットカード会社もありますので、そうした会社を選ぶのが良いでしょう。

 

ケース3.業績は赤字でもOK

当然、クレジットカード会社への印象としては「黒字のほうが良い」のは間違いないでしょう。当然ですね。
しかし、赤字の会社でも法人カードを新規発行することはできます。

法人の場合は、節税をしたり、社長の役員報酬を大きくすることで赤字になりますし、必ずしも赤字だから通らないというわけではありません。

赤字よりは黒字のほうが通りやすいというのは正しいですが、相当審査が厳しいクレジット会社でなければ、決算書などの提出を求められることはありません。
決算書などの提示をしない場合は、クレジットカード会社も、会社の財務状態を確認せずに審査します。
そのため、会社が黒字か赤字かは、それほど関係ないと考えることができます。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

実際のところ、クレジットカード会社の審査におちたところで、会社には何も影響はありません。
誰にもわかりませんし、風評被害が広がるわけもありません。
審査落ちがあったとしても「たまたま落ちただけ」と考えれば問題ありません。

法人カードでの業務効率化は非常にメリットが大きいので、申し込まないことでの損失のほうが大きいかもしれません。

もし意中のカード会社に通らなければ、別の甘い審査のカード会社に申し込みをし、業績をUPさせ、信用を勝ち取ってから再度申請すれば、意中のカード会社にも再申請で通過することができるでしょう。